【WWOOF】ゆーちゃんふぁーむ(千葉県)で踏込温床作り!

今回は、千葉県の『ゆーちゃんふぁーむ』様でのWWOOF記録です。こちらのホスト様では、落ち葉集め、踏込温床作り、芋掘りなどをお手伝いさせていただきました。農具の使い方もほとんど知らない状態でしたが、とても丁寧に指導していただきました。

WWOOF(ウーフ)とは?
ファームステイの仕組みです。WWOOFホストは「3食+住まい」を、WWOOFer(僕)は「労働力」を提供し交換します。

↑梅の美しい季節にお邪魔しました。クタクタになって眺める梅は一層綺麗に見えました。

農場見学

まずは農場を見学させていただきました。「ゆーちゃんふぁーむ」では多品目の野菜を栽培されています。訪問時には春野菜の苗がたくさんありました。他にも、農機具、機械、鶏、ヤギなどの動物も見せていただきました。

↑自作の腐葉土
↑苗ポット
↑腐葉土の選別機。大きすぎる塊などをふるいにかける。
↑レタスの苗
↑農場のスタートは養鶏だったそう。
↑ヤギも。動物好きのホストさんで、将来牛も欲しいのだとか。

農具の使い方も丁寧に教えていただきました

農具の使い方もよくわかっていませんでしたが、使い方から収納方法まで丁寧に教えていただきました。写真は、多用した農具たち。

↑箕(み):腐葉土を運んだり、温床に米ぬかを撒くときに。
↑熊手:少しわかりにくいですが、画面上部で横たわっているやつです。落ち葉集めに大活躍しました。
↑フォーク:落ち葉を運んだり、芋掘りに。

就農にあたり、大きな農業機械に目が行きがちだったのですが、小さな農具の数々、苗ポットなどなど、実に多くの道具が必要になることを知りました。

踏込温床づくりに挑戦!

最も印象深い作業は、踏込温床作りです。踏込温床とは、微生物が落ち葉を分解するときの発酵熱を利用して、寒い時期に苗を育てる仕組みのこと。材料は、落ち葉、鶏糞、米ぬか、水。これらをミルフィーユのように多階層にしながら、踏みつけて作ります。うまくいくと摂氏60度以上にもなるんだとか。

↑踏込温床。上に苗を載せて育てる。

まずは落ち葉集め

まずは、ホストさんが管理する林へ行って、落ち葉を集めました。熊手を使ってかき集め、それを持ち上げて軽トラックに移します。どの作業も中々の重労働でした。

↑熊手を使って落ち葉をかき集め・・・
↑山盛り集めた後、風呂敷のように持ち上げ・・・
↑ビニールシートの上に載せる。
↑軽トラックの荷台へ。

軽トラックの荷台3杯分(山盛り)の落ち葉を集めました。外気温は低いのに、汗だくです。

いざ、温床づくり

落ち葉をビニールハウスに持ち込み、踏込温床を作っていきます!

↑落ち葉の上に鶏糞、米ぬかを撒き・・・
↑水を撒き・・・
↑適度に踏み込む。みんなで踏みました!
↑それを何度か繰り返します。

足を取られるので容易には行きませんでした。しかも、ビニールハウス内の気温は高く、この作業も汗だくになりました。

とこ
とこ

農業は、つくづく体力勝負ですね!

友達が増えた

少し農業とは違う話題です。ホストさんご一家には、とても温かく迎えていただきました。週末だけという条件だったのに、受け入れてくださったご夫婦に感謝です。二人の息子くんたちとも仲良く遊びました。

長男くんとプラレールで遊ぶ

二人の息子くんは、鉄道好きだったのでプラレールで一緒に遊びました。長男くんの豊かな想像力が印象深いです。その世界観に付いて行くことで精一杯でした!例えば。

長男くん
長男くん

「ガタンゴトン」という音の電車が来たらピザが食べたくなるの。それで、「ガッダン!ゴットン!」という音の電車だったら、めちゃくちゃ臭いの!わかった?

とこ
とこ

OK、任せて。

長男くん
長男くん

ガタンゴトン、ガタンゴトン(プラレールを走らせながら)

とこ
とこ

あ、なんだかピザが食べたくなってきたぞー!ピザ買いに行ってくるね!

長男くん
長男くん

ガッダン!ゴットン!ガッダン!ゴットン!

とこ
とこ

うわーめっちゃ臭くなってきたぞー!!この電車臭い!

長男くん
長男くん

アハハハハ!あとね、「カタンコトン、カタンコトン」という音の電車が来たら、ずうっと無くならないお金が手に入るよ。さっき、ピザを買い過ぎてお金が無くなっちゃったでしょう?

とこ
とこ

ありがとう。お財布すっからかんだったから、めちゃくちゃ助かる!!

このような感じでプラレール遊びは続きました。思いも寄らない遊び方に、僕も夢中になりました。驚いたのは、彼がルールを考え、説明し、質問にも答えてくれたことです。年齢はすごく離れていましたが、会話をしながら遊べたことがとても楽しかったです。変な先入観を持たず、なるべく純粋な気持ちで接することの大切さを教えてもらった気さえします。

長男くんが、

長男くん
長男くん

(小声で)こないだのプラレール遊びめっちゃ面白かったよね。今日もプラレール遊びできる?あとパウパトロールも一緒に見ようね。

と言ってくれたことが、大切な思い出です(可愛い)。とても、心が温かくなりました。

次男くんとカメラで遊ぶ

次男くんとは、一緒に写真撮影して遊んだことが思い出深いです。面白かったのは、次男くんがカメラを見るなり、

次男くん
次男くん

とうか、とうか(動画、動画)

と言ったことです。僕は「カメラ=写真撮影の道具(時々、動画も)」という認識ですが、彼にとっては「カメラ=動画撮影の道具」なのだなあと、違いを感じました。そんな発見もありつつ、次男くんと一緒に動画や写真を撮影して遊びました。

↑次男くんと一緒に撮影した写真。

喧嘩もするけど、仲良し兄弟

兄弟は喧嘩もするけど、とても仲良し。例えば、次男くんが長男くんのプラレールで遊んでしまったときに、喧嘩に発展することがありました。ご夫婦曰く、

ホストさん
ホストさん

大好きなお兄ちゃんのおもちゃが、とてつもなく格好良く映るんだろうね~

とのこと。ほのぼの。

別の日、お出かけするときのことです。
長男くんが次男くんの靴を履かせるという場面に遭遇しました。

長男くん
長男くん

ちょっと待ってね。はい、履けたよ!もういいよ!

次男くん
次男くん

あーとー(ありがとう)

子どもたちにとって、お出かけはとても楽しく嬉しいイベント。長男くんが、我先に駆け出したとしてもおかしくないのに、次男くんの靴を履かせる姿は格好良かったです。次男くんは次男くんで、きちんとお礼を伝えていました。兄弟仲良く駆け出していく様子が、滞在中の印象的な光景として心に焼き付いています。これからも仲良くねー!

↑喧嘩も多いけど、仲良し兄弟。

ゆーちゃんふぁーむでの生活もご紹介

ゆーちゃんふぁーむでの生活は、賑やかで楽しいものでした。どの食事も美味しくて、お手伝いをがんばることができました。食事や休憩の時、ご夫婦と農業のこと、経営のこと、性格のことなどを語り合いました。きっと、これからの僕の糧になっていくはずです。

↑ある日の夕食
↑林で取れた、ふきのとう
↑珈琲ブレイク
↑収穫した菊芋。揚げると絶品!

小さいけれど、確かな循環

再び農業の話題です。ゆーちゃんふぁーむさんでお手伝いしながら、僕は「循環」というキーワードを連想せずにはいられませんでした。

林で集めた落ち葉は、温床となって苗を育てます。その苗は、畑で美味しい野菜を実らせ、人間はもちろん、鶏の餌にもなります。鶏たちの糞は温床作りに使われます。そして今年作った温床は、来年や再来年には良い具合の腐葉土となり、再び苗を育て、豊かな収穫につながっていきます。そういう一連の流れを、自分の経験を通して実感できたことが何にも変え難い収穫でした。

①落ち葉は、踏込温床に姿を変え、
③苗は畑に移り、恵みをもたらす。
⑤温床には鶏糞が欠かせない。
⑦腐葉土は再び苗を育て、次の収穫を約束する。
②苗を育てる。
④作物は、人だけでなく動物たちの食べ物にもなる。
⑥温床は使い捨てではなく、時を経て腐葉土に。

作業中、こんなやりとりがありました。

とこ
とこ

黙々と落ち葉集めをしていると、ふと孤独感に襲われました。そういうことはありますか?

ホストさん
ホストさん

あまりないですねー。落ち葉が宝物に見えていますから楽しいんですよ!

気にも留めていなかった落ち葉が、どれだけ収穫の支えになっているかということを教えられた気がします。都市での生活に慣れてしまい、作物が収穫されるまでの多くの出来事が見えなくなっていたことに気付かされました。「落ち葉が宝物に見える」という視点が、自分のものになるよう、もっとがんばりたい。

さいごに

次の写真は、台所に何気なく置いてあった紅芯大根です。この色味に惹かれ、思わずシャッターを切りました。美味しくて、安心安全な野菜を作りたいという思いはもちろんあったのですが、この大根を見て、作物を通じて誰かの心を和ませることが出来たら・・・という思いも芽生えてきました。

本当に短い期間でしたが、「農家になりたい」という思いを確かにさせてくれたWWOOF体験でした。ゆーちゃんふぁーむの皆さん、ありがとうございました!

ここまでお読みくださりありがとうございました!

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